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■<11月コラム>役員運転手の雇用契約書には何をかけばいいか?業務委託契約との違いは?
役員運転手を採用するにあたって迷うのが、どのような雇用契約書を用意すべきかという点ではないでしょうか。また、労働者を雇用するときは労働条件通知書も必要です。この記事では、雇用契約書と労働条件通知書の違いや書くべき事項、注意点などについて詳しく説明します。雇用契約書をどのように作成すべきかわからない人にとって参考になるでしょう。
1.雇用契約書とは?
企業が正社員や契約社員、アルバイトやパートなどの労働者を雇い入れる際には、双方の間で雇用契約を交わします。雇用契約とは、労働者が労働する対価として雇用者が一定の報酬を与えるとする契約のことです。派遣社員の場合は、労働力を提供する企業とではなく、派遣会社と雇用契約を結びます。「雇用契約書」は、雇用契約の内容を明らかにした書面です。雇用契約書を発行することで、雇用者と労働者の間で内容に関して確認済み、合意済みであることを明らかにできるというメリットがあります。ただし、法律では雇用契約書の交付は義務付けられていません。口頭で確認すれば、書面で発行しなくても企業が罰せられることはないのです。とはいえ、口頭確認だけでは、あとになって雇用者と労働者の間で「このような契約だったはずだ」「それは聞いていない」といった行き違いが起こりかねません。このようなトラブルを避けるために、雇用契約書を交わすことが一般的です。なお、雇用契約書とよく似た書面に労働条件通知書があり、こちらは発行する義務があります。雇用契約書は「契約内容に合意した」ことを示すために当事者双方が署名・捺印を行いますが、労働条件通知書は条件を一方的に通知するもののため、双方の署名や捺印は特に必要ありません。雇用契約書と労働条件通知書は別々に発行してもよく、労働条件通知書に必要事項を足して雇用契約書を兼ねさせることも可能です。
2.労働条件通知書とは?
労働条件通知書は、雇用者が労働者に対して労働時間や就業場所などの労働条件を通知するために発行する書面です。様式は自由ですが、以下の明示すべき事項(絶対明示事項)が定められています。
・労働契約の期間
・就業場所や従事すべき業務の内容
・始業・終業時刻、休憩時間、休日・休暇
・賃金の決定・計算・支払いの方法や締め日、支払いの時期、昇給
・解雇事由を含む退職に関する事項
労働条件通知書には上記事項のみしか記載できないわけではありません。役員運転手に対し発行する通知書には、役員が関わる機密事項について知る機会があったとしても外部に漏らさないよう、守秘義務に関しても記載しておくと良いでしょう。
労働条件通知書は紙で発行することが一般的ですが、労働者の同意が得られればPDFなどの電磁的な方法で交付しても問題はありません。労働条件を通知しなければ30万円以下の罰金が科されることがあるため、注意しましょう。なお、労働条件通知書は署名や捺印を行いません。そのため、労働条件に関してトラブルになった際に、通知したことの証明が困難になることがあります。そこで、雇用契約書と兼ねた「労働条件通知書兼雇用契約書」を発行すると良いでしょう。2部作成し、雇用者と労働者の双方がそれぞれに署名・捺印して1部ずつ保管します。
3.雇用契約と業務委託契約の違い
企業が運転手を雇う場合、雇用契約のほかに業務委託契約を結ぶ方法もあります。この違いを簡単に説明すると、以下のようになります。
・雇用契約:労働者が雇用者の指示に従って労働力を提供し、その引き換えに雇用者が報酬を与える契約
・業務委託契約:雇用の関係にはなく、一方が特定の業務を行い、その成果に対して他方が報酬を払う契約
企業が運転手と雇用契約を結んだ場合、働くことで給与などの報酬を与える必要があります。労災保険や雇用保険などの社会保険の加入対象です。一方、業務委託契約を結んだ場合、報酬の支払い対象となるのは完遂された仕事や成果物に対してです。使用者と労働者の関係にはなく、社会保険に加入させる必要もありません。企業が運転手を業務委託するメリットには以下のようなものが挙げられます。
・契約のもと残業や休日出勤を依頼できる
・煩雑な労務管理や費用計算、支払いなどは委託会社に任せられる
4.業務委託契約書とは?
業務委託契約を結んだ際、業務委託契約書を作成することは法律では義務付けられていません。口頭による確認でも問題はないものの、行き違いやトラブルを防ぐために、契約内容が証明できる書面を作成することが望ましいです。決まった書式はないため、特にトラブルになりがちな項目に関して明確に取り決め、双方が署名捺印すると良いでしょう。記載すべき項目としては、委託する業務の内容、委託期間、委託料や支払い方法、契約を解除する事由などが挙げられます。秘密保持契約についても必要です。
労働条件通知書は必須です!
役員運転手を雇う際、雇用契約書の作成は必須ではなく、労働通知書を発行することが必要です。ただし、雇用契約書がなければのちのち「契約内容と違う」などのトラブルになりかねません。そこで、労働通知書に項目を付け加え、雇用契約書も兼ねた書面を作成すると良いでしょう。双方が署名・捺印することで、契約内容に合意したことや労働条件を通知したことの証明が可能です。なお、役員運転手は業務委託する方法もあります。
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■代表の橘がTBSラジオYouTube限定動画「テンカイズα」に出演しました
TBSラジオ「テンカイズ」のラジオ放送の中だけでは紹介しきれない、それぞれの企業や業界で活躍する人をテンカイするYouTube限定動画「テンカイズα」に株式会社トランスアクト代表の橘が出演しました。
まだまだ世の中での認知度は小さいものの、近い将来大きな注目を集めるであろう幅広い分野で活躍する「企業」や「人」を徹底分析。
彼らの展開図を描き、これまで見たこともないような新しい世界を組み立てる番組です。
MC 宇賀なつみ(フリーアナウンサー)
1986年東京都出身。
大学卒業後の2009年4月1日に、アナウンサーとしてテレビ朝日に入社。
『報道ステーション』『グッド!モーニング』『ここがポイント!!池上彰解説塾』『羽鳥慎一モーニングショー』など幅広く活躍。
2019年3月末で入社10年の節目をもってテレビ朝日を退社。個人事務所を設立して現在フリーとして活動中。
■<11月コラム>秘書のキャリアプランとは!キャリアアップには何が求められるの?
秘書として働く際に、「どのようにキャリアアップしていくのか」について気になっている人は多いのではないでしょうか。サラリーマンやOLなどと同じように、秘書にもキャリアパスは存在します。ステップアップのために、長期的なビジョンを持ちましょう。ここでは、秘書のキャリアプランをもとに、キャリアを積み上げるために必要なことについて紹介します。
1.秘書のキャリアパス
秘書のキャリアパスについて、働きはじめから最終的に目指したいステージまで紹介します。
1-1.秘書アシスタント
秘書として働き始めた人の多くは、「秘書アシスタント」という職種からスタートします。最初から役員のサポートをするような重要なポジションは難しいため、まずはじっくりと基本スキルを身につけましょう。秘書アシスタントの仕事は、予算管理や電話対応、社外向けの資料作成などです。時には、会議の準備など庶務のようなことも担当します。日常会話レベルの英会話・翻訳もできると評価されやすいでしょう。
1-2.役員秘書
秘書アシスタントとして一通りのスキルを身につけたら、次は役員秘書を目指しましょう。役員秘書になると、一般的なビジネススキルやマナーだけではなく、業界に応じた知識や振る舞いも求められます。なぜなら、経営会議資料の作成や取りまとめ、メディア対応などの広報活動をするには、仕事をよく理解していないと難しいからです。さらに、ビジネス英語中級レベルの語学力も求められます。例えば、海外からのお客様をそつなく案内したり、専門的な資料の翻訳をしたりするなどの業務も任される可能性があるでしょう。このように、役員秘書は秘書アシスタントよりも幅広い業務を担当します。スムーズに役員のサポートができるよう、スキルアップを心がけましょう。
1-3.社長秘書
秘書として最終的に目指したいキャリアは、社長秘書です。社長秘書ともなると、責任がぐんとアップします。時には、外部折衝や国内外の大切なお客様への対応を社長の代わりに遂行する場合もあるでしょう。また、出張やパーティーなど社外イベントに付き添ったり、主催イベントを運営したりするなど活躍の機会が増えます。さらに、より高水準な語学力が求められることも少なくありません。なぜなら、会社によってはグローバルな会議の運営や、海外出張の調整も必要だからです。
2.キャリアップに求められるスキルとは?
キャリアアップの過程で求められるスキルについて紹介します。
2-1.上司の健康まで管理
スケジュールを調整する際には、上司の体調への配慮が欠かせません。予定が噛み合うかのみを考えていたのでは、十分なサポートとはいえないでしょう。上司が存分にパフォーマンスを発揮できるように、健康状態や体力面を考えることが大切です。時に、過密すぎるスケジュールを避け、ささいな体調変化も敏感に察知するのが理想の秘書といえるでしょう。
2-2.臨機応変な対応力
秘書の仕事をしていると、予想外の事態が多く発生するものです。ただ、目の前の仕事をこなすことに集中していては、不十分でしょう。秘書には、臨機応変な対応力が求められます。急なスケジュール変更・不測の事態が発生するリスクに備え、手配を万全にしておきましょう。いかなる事態でも乗り切れるように準備したり、適切な判断を下したりするなど、自信を持つことが大事です。
2-3.マルチタスクをこなせる
優秀な秘書は、マルチタスクに長けているため、多くの業務に素早く優先順位をつけ、効率よく的確に仕事をさばいていくことができます。もちろん、緊急案件が舞い込むことも多いため、状況に応じて優先順位を組み替えることが重要です。また、自分で処理できないほどたくさんの仕事を抱え込むことは良くありません。不測の事態を想定して余裕を持っておくことも、秘書として理想的です。
未経験からでもキャリアアップできる!
秘書のキャリアプランと、求められるスキルについて理解できたでしょうか。最初は誰もが初心者から始まるため、すぐに完璧を求めることはやめて秘書アシスタントから実績を積みキャリアップを目指しましょう。株式会社トランスアクトでは、未経験からでも秘書にチャレンジすることができます。初心者でも秘書に興味がある人は、あきらめずに検討してみてはいかがでしょうか。
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